Kentaro Chibaさんのレビュー

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)
村上 春樹 (村上 春樹) 評価4.0 点 平均(4.0)
  • 出版日:2002-10-30
  • 種類:文庫
  • ISBN:4101001510
読書タグ: エッセイ  人生  村上春樹  ウィスキー  哲学  趣味  旅  食文化  ウイスキー  スコットランド、アイルランド 

評価4.0 点 (4.0)

投稿日 2017-04-22 02:53:26

ここ何年か村上春樹は読んでいなかったが。
本書は旅行のエッセイで軽めなのもあるが、彼の文書はよどみなく頭に入ってきて気持ちいい。
スコッチ・ウィスキーで有名なアイラ島を村上さんっは訪れている。
この島は辺鄙な場所だが、少なからずこの島を好んで訪れている人々がいる。
その理由がいき。
「彼らは1人で島にやってきて、何週間か小さなコテージを借り、誰に邪魔されることもなく本を読む。上等なウィスキーとグラスをひとつテーブルの上に載せ、文字を追うのに疲れると、ときおり本を閉じて波や雨や風の音に耳を澄ませる」
理想の生活。自分ならこれにジョギングを入れて疲れたら本を読む。最高だ。至福だ。定年後にやりに行こう。
アイラ島の人達はおいしいウィスキーと魚介類を食べ日々を静かに楽しむ。
その生活を「人生はかくも単純なことで、かくも美しく輝くものなのだ」と表現する。
「美しく輝く」というフレーズはなかなか出てこないし、嫌みなく自然に入ってくる。
村上マジック。
「海辺のカフカ」辺りをぼんやり読みたくなってきました。

Kentaro Chibaさんの読書タグ: エッセイ 

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