テイクさんのレビュー

鬼刑事 米田耕作―銀行員連続殺人の罠 (文春文庫)
矢島 正雄 (矢島 正雄) 評価3.5 点 平均(3.5)
  • 出版日:2012-01-04
  • 種類:文庫
  • ISBN:4167828014
読書タグ: 小説  ミステリー 

評価3.5 点 (3.5)

投稿日 2017-06-19 14:23:24

 北海銀行のエリート課長の変死体が大門署管轄のシティホテルの一室で見つかった。被害者は一億円横領の容疑で地元警察が内偵捜査をしていたことも判明した。サイバー対策室出身で「サイバー刑事」の異名を持つ八坂は自殺と判断、捜査一課全体でもそれに異論をはさむことは無く、記者発表に踏み切った。しかし、警視総監の村山は、過去に自ら扱った事件との相似から、かつて、その事件を共に追った米田耕作に再調査を依頼する。今は閑職である総務部文書化別室に勤務する米さんは、かつて「落としの耕作」といわれた敏腕刑事であった。八坂は、米さんのやり方に異論を挟みながらも、だんだんと米さんと捜査することに誇りを持つようになっていく。

 さくっと読めるが、登場人物それぞれが懸命に生きている感じ。リアルさを感じる。室蘭から一度も出たことのない被害者が東京のホテルで殺されるというのも地方出身者には気になるところ。また、反発しながらも、米さんの仕事を認めていく八坂の成長もいい。なかなかいい話だった。
 あと、活字がとても大きくて、たいへん読みやすかった。

テイクさんの読書タグ: ミステリー  小説 

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