Kazuyuki Fujitaさんのレビュー

中・高生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何? (平凡社ライブラリー)
本江 邦夫 (本江 邦夫) 評価4.0 点 平均(4.0)
  • 出版日:2003-12-11
  • 種類:新書
  • ISBN:4582764878
読書タグ: 美術 

評価4.0 点 (4.0)

投稿日 2017-06-19 20:51:22

中・高校生のためとあるが、意外とハード。画家によって書かれた文章の抜粋や、著者の美術に対する思いなど、さすがに中学生にはちょっと難しいかも知れない。

内容は網羅的かつ刺激的。現代美術とあるが、その中で特に抽象画を取り上げている。祖と言えるカンディンスキーから始まりモンドリアン、マレーヴィチと続く。著者は音楽鑑賞と同じように美術鑑賞についても、勉強していろいろなことを知ったうえで味わうことをおすすめする。そうしてみると、これまで何も知らないままに絵を眺めていたのだなと思った。

一言で言うと、抽象画とはこれまでの具象画から具体的な対象「モノ」を剥奪していき、エッセンスのみを描き出す試みということだ。そう聞くとわかりやすいが、さて、そのエッセンスとはどのようなものかと言われると少し困る。そこからがその人それぞれの鑑賞力が問われることになるのだろう。タイトルから連想するほどには写真図版が多くないが、言葉で説明しやすい幾何学的な抽象画であれば、充分伝わってくるものがある。

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